私がオススメする犬のしつけ教科書→ CLICK!

犬の首輪とハーネスどっちを選ぶ?特徴を知って【安全に楽しく】お散歩デビュー!

  • URLをコピーしました!

犬を飼い始めて、いよいよ一緒にお散歩デビュー!

ワクワクしますね。

ですが、同時にこのようなお悩みはありませんか?

「リードは首輪に付ける?それともハーネス?」

「首輪とハーネス、どっちを選べばいいの?」

この記事では首輪かハーネスのどちらを選ぶかお悩みの方に、ペットシッターの私が経験をもとにお伝えしていきます。

この記事でわかること

  • 首輪とハーネスのメリットとデメリット
  • 選ぶときに考慮する点と選ぶ基準
  • 引っ張りぐせの危険性

あなたのワンちゃんと、安全で楽しいお散歩のためには「グッズをきちんと選ぶこと」「あなたとワンちゃんに負担がかからないこと」が重要です。

この記事を参考に、あなたのワンちゃんに合う首輪やハーネスを選んで素敵なお散歩デビューをかざりましょう。

そしてワンちゃんとのお散歩時間を楽しんでくださいね。

目次

【犬の首輪とハーネス】違いはなに?

首輪とハーネスの違いはなんでしょう。

簡単に説明すると「首輪は首に巻く輪っか状のもの」「ハーネスは胴体に装着する胴輪」のことです。

首輪

引用:Amazon

ハーネス

引用:Amazon

それぞれ種類が豊富にありますが、ここでは一般的な首輪とハーネスのメリット・デメリットを見ていきましょう。

首輪のメリット・デメリット

では、首輪をつけるメリット・デメリットからお伝えしていきますね。

メリットは3つ、そしてデメリットは2つあります。

首輪のメリット首輪デメリット
しつけに最適犬に負担がかかる
装着しやすい頭から抜けやすい
迷子札を取り付けられる

まずはメリットについて説明していきますね。

首輪のメリット1:しつけに最適

犬の急所である首をコントロールすることで、飼い主さんの意思がダイレクトに犬に伝わります。

そのため引っ張りぐせのある犬や大型犬でも、飼い主さんは少ない力で制御できます。

中澤

プロの多くのドッグトレーナーは、しつけに首輪を使用します。

首輪のメリット2:装着しやすい

首輪には、留め具部分の違いでベルト式・バックル式・チョーク式の3つのタイプがあります。

どれも首に巻くだけなので簡単に装着できます。

首輪のメリット3:迷子札を付けられる

犬が万が一脱走した場合のために、迷子札は必須です。

迷子になったときや災害時など、はぐれてしまった場合に連絡先が書いてあれば見つけてもらいやすいですよね。

飼い主さんの安心のため、また見つけてくれた人が連絡先に困らないためにも、ワンちゃんには必ず迷子札をつけましょう。

中澤

ハーネスにも迷子札は付けられますが、室内でハーネスは外しますよね。迷子札は常に身につけておくのがベストです。

次は首輪をつけるデメリットです。

首輪のデメリット1:犬に負担がかかる

お散歩中にリードを引っ張るくせのある犬は、首輪で首や気管を圧迫してしまいます。

小型犬はとくに首が細いため「気管虚脱」を悪化させる可能性があります。

【気管虚脱とは】
何らかの原因で気管が変形し発症する呼吸障害。
原因は不明で、小型犬や短頭犬に多く発症する。
咳やゼーゼーという呼吸音が特徴で、治療には薬物療法・手術療法がある。

参考:Wikipedia

首輪のデメリット2:頭から抜けやすい

犬がバックしたときにリードを引くと、頭から首輪が抜ける場合があります。

とくに頭が小さい犬(ブルドッグ系・パグなど)は、首輪が少しでも緩んでいると簡単に抜けてしまいます。

「犬を制御しようと引っ張ったら抜けてしまい怖い思いをした」という体験もよく聞く話。

犬の成長とともに、日ごろから首輪のサイズ調整が大切です。

中澤

首輪は装着時に人差し指1~2本が入る大きさがベストですよ!

次はハーネスのメリット・デメリットをお伝えしていきます。

ハーネスのメリット・デメリット

ハーネスをつけるメリット・デメリットはともに3つです。

ハーネスのメリットハーネスのデメリット
安定感があるしつけには不向き
体の負担が少ない短足犬は抜けやすい
暴れたときに制御しやすい装着に手間がかかる

では、ハーネスのメリットから見ていきましょう。

ハーネスのメリット1:安定感がある

ハーネスの多くは、胸部から胴体にかけて広い範囲に装着する形なので安定感があります。

中澤

ハーネスのサイズは胴回りがポイントです。胴回りが緩いと頭から抜けやすくなりますので注意してくださいね。

ハーネスのメリット2:体の負担が少ない

ハーネスは装着範囲が広いため、首輪のように首一ヶ所に負担がかからず力が分散されます。

そのため、犬の体の負担が減ります。

首輪を嫌がる犬でも、ハーネスはスムーズにつけてくれる場合もありますよ。

ハーネスのメリット3:暴れたときに制御しやすい

ハーネスは装着範囲がひろく、飼い主さんがつかめる場所がたくさんあります。

また重心が中央にあるので、犬が暴れたときに少ない力で抑え込みやすいのです。

以下、ハーネスのデメリットです。

ハーネスのデメリット1:しつけには不向き

飼い主さんが引いても力が分散されるため、飼い主さんの意思が伝わりにくくコントロールがしづらいのが難点。

犬の引っ張る力に負けてしまうと「引っ張れば好きな場所に行ける」と犬は勘違いし、引っ張りぐせがついてしまう可能性もあります。

ハーネスのデメリット2:短足犬は抜けやすい

ハーネスの多くは前足を通して、背中側や胴体でとめる形です。

短足犬では、ハーネスが少し緩いだけでも動くと簡単に抜けてしまいます。

ハーネスのデメリット3:装着に手間がかかる

ハーネスは大きく分けて、8の字型・H型・ベスト型があります。

首に巻くだけの首輪とちがい、胸部から胴体にかけて装着するハーネス。

複雑な固定をするものもあり、ワンタッチでは装着できません。

中澤

犬が嬉しくて落ち着いていない場合の装着は、手こずりますよ。

ここまで、首輪やハーネスをつけるメリット・デメリットをお伝えしました。

次は、選び方について説明しますね。

【犬の首輪とハーネス】どちらを選ぶ?

首輪もハーネスもメリット・デメリットがあり、どちらがあなたのワンちゃんに合うのか迷いますよね。

この章では、以下の2つについてお伝えしますね。

  • 首輪かハーネスか選び方の基準
  • 選ぶときの考慮する点

まずは首輪かハーネスかを選ぶときの基準についてです。

首輪かハーネスか選ぶときの基準は?

一般的に浸透している選ぶ基準は2つあります。

  • 犬種や性格で選ぶ
  • 引っ張りぐせの有無で決める

前述の首輪のメリット・デメリットハーネスのメリット・デメリットを参考にすると、このような分類ができます。

首輪がおすすめな犬種・性格
  • 短足犬:ダックスフンド・コーギーなど
  • 大型犬:レトリーバー・ハスキー・秋田犬など
  • 性格が落ち着きなく元気な犬・引っ張りぐせのある犬
ハーネスがおすすめな犬種・性格
  • 短頭犬:ブルドッグ・パグなど
  • 小型犬:チワワ・ヨークシャテリア・ポメラニアンなど
  • 老犬
  • 性格が穏やかでおとなしい犬

あくまでも一般的な基準なので、全ての犬が当てはまるわけではありません

犬も個性がありますので、あなたのワンちゃんに合うものが一番ですよ。

中澤

動物愛護先進国(主にヨーロッパ・アメリカ)は、ハーネスをすすめる声もあるよ。

次に選ぶ前に考慮する点です。

首輪かハーネスか選ぶ前に考慮する点

選ぶ前に考慮する点は2つあります。

一つずつ見ていきましょう。

縫製がしっかりしており頑丈

お散歩グッズは、飼い主と犬を結びつける命綱。

安全を守るものが最優先です。

「金具が弛んでしまう」「縫い目がほつれてくる」物は避けましょう。

また、装飾がたくさんしてあるものも重たくなるので、ワンちゃんには負担です。

特に小型犬では注意してあげましょうね。

犬のサイズに合わす

また頑丈なものを選んでも、犬のサイズに合っておらず抜けてしまっては意味がありません。

同じ犬種や体重でも個々で体型はちがいます。

必ず、あなたのワンちゃんのサイズを測って選んでくださいね。

また成長期のワンちゃんや、洋服を着せたい場合はサイズ調整できるものを選ぶのがおすすめですよ。

試着するのが一番ですが、ネットでの購入の場合は口コミで実際のサイズより「小さめ・大きめ」など、チェックしましょう。

次は、動物愛護の視点でお伝えしますね。

【犬の首輪とハーネス】動物愛護の考えとしつけ

動物愛護の視点では、ハーネスが推奨されます。

ハーネスを選ぶ理由は、首輪だと犬に負担がかかるため。

引っ張りぐせがなく飼い主さんの横についてお散歩できる犬でも、何かに驚いて突然走り出すこともありえます。

そのとき制御するために、あなたはリードを引きますよね。

すると、あなたのワンちゃんの首がグッと締まります。

犬にとっては苦痛ですし、引くことで犬の気管や首の骨・のどにある甲状腺まで負担をかけます。

動物愛護的にハーネスを選ぶ理由は納得ですね。

そして動物愛護先進国でハーネスが普及しているのは、もともとしつけ文化があり「正しくしつけられている」という理由もあります。

中澤

動物愛護先進国では、犬を飼うとプロのドッグトレーナーの下で、飼い主とワンちゃんが一緒にしつけのトレーニングを学ぶ習慣があります。

首輪とハーネスを比べると、首輪の方が飼い主の意思を伝えやすいためお散歩のしつけに適していますが、正しいしつけを行えばハーネスでも十分しつけは可能なのです。

首輪かハーネスかどちらを選ぶにしても、お散歩を安全に楽しむには「引っ張りぐせをつけないこと」が重要

引っ張りぐせは主従関係の逆転以外にも、犬の体への影響もあります。

前章でお伝えした気管虚脱のほか、犬の体の上半身に重心がかかるため筋力のバランスがくずれたり、関節に影響が出たりします。

引っ張りぐせは犬の体においても、悪影響なのです。

楽しいお散歩時間が、ワンちゃんを苦しめることになるのは悲しいですね。

「引っ張りぐせをつけないしつけ」については、こちらの記事で詳しく説明しています。

ぜひ読んでくださいね!

あなたのワンちゃんがお散歩で苦しい思いをしないように、引っ張りぐせのしつけを頑張りましょう!

最後に、ペットシッターの私の経験からお伝えします。

【犬の首輪とハーネス】ペットシッターとしておすすめは

首輪かハーネスかペットシッターとして選ぶならば、首輪とハーネスの併用をおすすめします。

「え?どっちも装着するってこと?」

そう思われますよね。

ペットシッターとしては、安全が第一。

首輪とハーネスは、それぞれメリット・デメリットがあり一概に「こっちがおすすめ」とは言いきれません。

お散歩中は何が起こるかわかりません。

あなたのワンちゃんが、何かに驚いて突然走り出す可能性は0%ではないですよね。

安全策のために首輪とハーネスを併用し、ダブルリードという考えもおすすめなのです。

ダブルリードとは、首輪とハーネスに1本ずつリードを装着し、飼い主さんが2本のリードでコントロールすること。

ダブルリードにすることで、万が一1つが外れてしまった場合でも脱走を防止できます。

中澤

実際に外れてしまい脱走したワンちゃんが道路に飛び出し怪我をして手術、という飼い主さんもいました。

このような経験から、動物病院で預かっているワンちゃんのお散歩は、必ずダブルリードを使用します。

後悔しないために、ぜひ検討してみてくださいね!

【犬の首輪とハーネス】重要なのは合ったものを選ぶ&しつけ!

今回は首輪とハーネスのどちらを選ぶか悩まれている方へ、ペットシッターの私の考えも含めてお伝えしました。

この記事のおさらいです。

まずは、首輪をつけるメリットとデメリットです。

首輪のメリット・デメリット

【メリット】

  • しつけに最適
  • 装着がしやすい
  • 迷子札を取り付けられる

【デメリット】

  • 犬に負担がかかる
  • 頭から抜けやすい

つづいて、ハーネスのメリットとデメリットです。

ハーネスのメリット・デメリット

【メリット】

  • 安定感がある
  • 体の負担が少ない
  • 暴れたときに制御しやすい

【デメリット】

  • しつけには不向き
  • 短足犬は抜けやすい
  • 装着に手間がかかる

最後は、首輪かハーネスかを選ぶときの基準と商品を選ぶときの考慮する点です。

首輪かハーネスかを選ぶときの基準
  • 犬種や性格で選ぶ
  • 引っ張りぐせの有無で選ぶ
商品を選ぶとき考慮する点
  • 頑丈なものを選ぶ
  • 犬のサイズに合わす

さらに、動物愛護視点とペットシッターのわたしのおすすめについてもお伝えしました。

首輪かハーネスのどちらを選ぶにしても、重要なのは「引っ張りぐせをつけない」ことです。

お散歩はあなたとワンちゃんの楽しい時間を共有するもの。

あなたのワンちゃんに合った首輪やハーネスを選んで、素敵なお散歩デビューをしてくださいね。

そして、引っ張りぐせをつけないしつけをして安全なお散歩時間を楽しみましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

ジニー公式LINE登録で特典をプレゼント

目次