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犬がウンチを食べるのをやめさせたい!食べる5つの理由と3つの対処法!

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読者様

うちの子が、自分のうんちや飼っている猫のうんちを食べます。
本当に不衛生で、怒ってもやめません。

犬がうんちを食べるのがずっと続くと、ワンちゃんの体も心配ですし一緒に暮らす家族も不衛生で嫌な気持ちになりますよね。

やめさせようにも、声をかけると急いで食べるワンちゃん。

どうすればよいか分からない飼い主さんも多いのではないでしょうか。 

犬がうんちを食べる理由や対処法は、ひとつではありません。

本記事の内容

  • 犬がうんちを食べる5つの理由
  • 犬がうんちを食べると起こる3つのデメリット
  • 犬がうんちを食べるのをやめさせる3つの方法

この記事を読めば、うんちを食べるワンちゃんの気持ちが分かり解決方法にたどり着けますよ。

目次

犬がうんちを食べる5つの理由

犬がうんちを食べる主な理由は以下の5つです。

ひとつずつ解説しますね。

おいしそう・おなかがすいたから

犬は、うんちからおいしそうなニオイがしたり、おなかが空いていたりすると食べてしまいます。

「えっ!うんちがおいしそう?」と驚かれる飼い主さんも多いかと思いますが、犬の嗅覚は3,000~10,000倍ともいわれています。

そのため、飼い主さんが感じられないニオイも感じとっているのです。

ワンちゃんにとってはこのように感じている子も。

  • 「お肉のようないいニオイがする」
  • 「普段たべているご飯と同じニオイだ!」
  • 「おいしそう~」

特に食べたご飯がうまく消化できていないと、うんちのニオイがおいしそうに感じるようです。

またビーグルなど食に貪欲な犬種は、より食糞をしやすい傾向があります。

きれい好きだから

犬はきれい好きな動物です。

そのため、自分の周りをうんちで汚したくないので食べてしまいます。

読者様

え?!きれい好きなのにクサいものを食べちゃうの?

中澤

そうなんです。きれい好きだからこそ食べてしまうんです。

そもそも、犬は【うんち=食べちゃいけないもの】という認識はもっていません。

うんちが置きっぱなしだと衛生的にもよくありませんし「寝床の周りはきれいにしておきたい」という気持ちから、食べてしまうのです。

実際、母親が子犬のお尻周りの排せつ物を舐めてきれいにしてあげます。

母犬が近くにいれば排せつ物の処理を母犬がしてくれますが、ペットショップなどで母犬と早く離れさせられると自分自身で清潔な環境を保たなければなりません。

結果、子犬自身でうんちを食べてしまうのです。

子犬だけに限らず、トイレと寝る場所が近い場合「寝室の周りはきれいにしておきたい」と犬は思い、うんちを食べて清潔にしようとします。

祖先の名残

犬がうんちを食べてしまう理由のひとつに、祖先の名残が関係しているとも言われています。

犬の祖先であるオオカミは、雑食性。

雑食性であるからこそ、食べるものによって足りない栄養がでてきます。

その足りない栄養素を、他の動物のうんちを食べて摂取しているのです。

オオカミであったころの【うんちを食べる習慣】が、名残として残っているのですね。

ひまだから

ひまを持て余すと、うんちを食べるワンちゃんもいます。

犬は遊ぶことが大好き。

遊ぶ相手(飼い主さんや多頭飼いの犬)がいればよいですが、一人で何もしていないと退屈です。

そこへ、うんちが落ちていたら「おもちゃ見っけ!」と、おもちゃの代わりにパクッとしてしまうことも。

食べたいというよりも、遊んでいた結果食べてしまうワンちゃんもいるのですね。

飼い主さんの最初の反応をみて勘違いしているから

最初なにげなくうんちを食べてしまったときの飼い主さんの反応を見て、ワンちゃんが勘違いしていることもあります。

大きくわけて2つの勘違いが考えられます。

  • うんちをしたから怒られた!うんちを食べてうんちをしていなかったことにしよう。
  • うんちを食べたらかまってくれた!うんちがでたら食べなきゃ!

飼い主さんが【うんちを食べた=怒ったり大きい声をあげた】ことで、犬は喜んでもらえたと勘違いします。

逆にうんちをして怒られたと勘違いし、飼い主さんに見つかる前にうんちを食べてしまう子も。

犬は食事量の不足や病気でうんちを食べることがある!

犬は、うんちを食べる5つの理由の他に【食事量の不足】や【病気】によって、うんちを食べてしまうことがあります。

ワンちゃんの状態によっては、次の行動が必要です。

  • 検査や治療をする
  • 食事管理を見直す

ひとつずつ ご紹介しますね。

検査や治療をする

まずは、ワンちゃんが病気ではないか動物病院で検査してみましょう。

特に今までうんちを食べたことがなかったのに、食べ始めたという場合は要注意です。

すぐにお腹が空く病気や消化不良を起こし、うんちがご飯の匂いになる病気があります。

例えば糖尿病や膵炎・ホルモン疾患などがあてはまります。

そのほか高齢犬は人間と同様、認知症になりうんちとご飯の区別がつかなくなる場合も。

                              

また、うんちを食べていると寄生虫に感染している可能性もあるので、寄生虫検査もしておくと安心ですね。

食事管理を見直す

うんちを食べる理由として、食事量が足りていない可能性があります。

まず、ご自宅のワンちゃんの体型が痩せているか太っているかチェックしましょう。

ボディコンディションスコア(BCS)を活用すると、ワンちゃんの体型がチェックできますよ。

引用:環境省自然環境局

上記の表にくらべて、ワンちゃんが【BCS1・BCS2】のどちらかであれば、お腹が空いてうんちを食べているのかもしれません。

その場合は食事量や回数を増やしたり、ウェットフードやドライフードなど普段たべていない食事内容にかえてみたりしましょう。

また、食事によっては植物性タンパク質が多くはいっているものもあります。

植物性タンパク質の多い食事をすると、うんちの臭いが軽減されるので食べなくなるワンちゃんもいますよ。

犬がうんちを食べると起こるデメリット3つ

犬がうんちを食べると起こるデメリットは主に3つです。

ひとつずつ解説しますね。

不衛生

犬がうんちを食べることで、大きく影響を受けるのは衛生面です。

犬は、「うんちを食べて清潔にしたぞ!」と感じるかもしれませんが、口の周りはうんちまみれにうんちの臭い。

うんちをくわえて部屋で食べたら、部屋も汚れます。

ワンちゃんと飼い主さんが一緒に生活すると、ワンちゃんがうんちを食べることは【不衛生】な問題行動にもなります。

寄生虫感染

うんちを食べると、ワンちゃんが寄生虫に感染する可能性があります。

犬がかかる寄生虫には皮膚など外から寄生する「外部寄生虫」と、体の中に寄生する「内部寄生虫」がいます。

実は犬が感染する内部寄生虫のほとんどが、うんちからの感染です。

  • 犬回虫(いぬかいちゅう)
  • 犬鞭虫(いぬべんちゅう)
  • 鉤虫(こうちゅう)
  • 糞線虫(ふんせんちゅう)
  • コクシジウム
  • ジアルジア

今あげた寄生虫はすべてうんちを口にすると感染します。

散歩中おちていた寄生虫の卵入りのうんちを食べてしまったら、感染してしまうんですよ。

人畜共通感染症の罹患(りかん)

人畜共通感染症とは、動物と人との間で感染するもです。

そして、罹患(りかん)とは病気にかかることを表します。

犬の寄生虫や寄生虫の卵が潜んでいるうんちを食べてしまうと、感染します。

すると、犬が感染した寄生虫が人に感染する危険性もあるのです。

犬回虫や糞線虫なども、犬から人間へ感染するため注意が必要です。

次の章では今日からすぐできる、うんちを食べさせないようにするしつけ方法を詳しく紹介しますね。

犬がうんちを食べるのをやめさせる3つの方法

もし飼っているワンちゃんが食事量の不足や病気でもなくまだ幼犬であれば、少し様子をみていけば徐々に落ち着く場合もあります。

しかしワンちゃんがすでに成犬でしたら一日でも早く、しつけをしましょう。

うんち後すぐに行うステップ2つ

うんちを食べさせるのをやめさせるステップは2つです。

  1. うんちをしたら飼い主さんのところに呼びおすわりやフセをさせる。
  2. 犬にマテをさせ、うんちを片付け終わってから褒める。


毎回うんちををしたときは、上記の行動をさせます。

もちろん最初飼い主さんのところに、こないかもしれません。

その場合は、ワンちゃんの名前を呼んで飼い主さんのところに呼びましょう。

何度も続けていくと習慣化し、うんちを食べずそのままにすれば良いことが起きると理解します。

飼い主さんの前に来たタイミングで褒めたくなりますが、来ただけで褒めるのはやめましょう。

うんちをして飼い主さんの前にきたとき褒めると、小刻みにうんちをしようとします。

うんちを片付けるまで待てたワンちゃんには、普段挙げない好物のオヤツや、大好きなオモチャを与えてたくさん褒めてあげてくださいね。

散歩中の拾い食いのしつけは必須!

散歩中の拾い食いには注意しなければなりません。

散歩のコースには、他の犬のうんちや猫のうんちが落ちています。

落ちているうんちをワンちゃんが食べたとしたら、そのうんちに寄生虫や寄生虫の卵が潜んでいる可能性もあるのです。

ワンちゃんが感染すれば、あなたや家族に感染する危険性もでてきます。

このようなことから、ワンちゃんの散歩中の拾い食いのしつけは、必須です。

拾い食いさせないためのおススメグッズやしつけ方法について紹介した記事もありますのでぜひ読んでくださいね。

犬の過ごす環境を整えてたくさん遊んであげよう

犬がうんちを食べてしまうのは、退屈であることや清潔にしたい思いからです。

上記のような理由は、過ごす環境を整えてスキンシップをとることで解決しますよ。

寝床をトイレから離し、遊び時間を増やしましょう。

結果、退屈せずに寝床を清潔にできるので、うんちを食べなくなります。

また留守番中にうんちを食べてしまうのなら、排せつをコントロールして留守中にはさせないという方法もあります。

うんちを食べさせない方法は、トイレのしつけや拾い食いのしつけにも直結してきます。

まだトイレも失敗しやすいということであればこちらの記事も読んでみてくださいね。

成犬はうんちを食べるのをやめさせるのは難しい

うんちを食べるのをやめさせるには、時間がかかるうえに他のしつけができていないと、さらに難しくなります。

そのため、ワンちゃんがウンチを食べることを家族だけで解決するの難しいと感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そのような場合は思い切ってしつけサービスを活用するのがおススメです。

近日、うんちを含め拾い食いをやめさせるのにおススメのサービスを紹介した記事をのせますので、楽しみにしていてくださいね。

犬がうんちを食べるのをやめさせよう!

犬がうんちを食べるのをやめさせるには、原因によって対処法が変わってきます。

間違った対処法やしつけ方をしても改善しないので、しっかりと原因を知る必要があります

うんちを食べるのをやめさせる方法をまとめましたので、参考にしてくださいね。

今回の記事でわかったこと

  • 犬によってうんちを食べる理由や対処法が異なる
  • 犬がうんちを食べると人間にも寄生虫感染のリスクがある
  • 対処法はしつけだけでなく、病院での診察と食事内容の見直し・お部屋環境の見直し・スキンシップを増やすなどが必要な場合もある。
  • うんちをしたら、すぐにワンちゃんを飼い主さんの前に呼び、うんちを片づけてから褒める
  • うんちを食べないようにするには基本的なしつけができていないと難しいため、しつけサービスの利用も検討する。

成犬の場合、うんちを食べないようにしつけるのは、時間がかかることも多く大変です。

しかし、正しくしつけることができればやめさせることは可能なので、ワンちゃんとむきあって根気強く対応していきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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