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犬がトイレシートを破るのはなぜ?しつけ方法を解説|原因を理解して愛犬との関わり方を見直そう

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読者様

どうしてウチの子がトイレシートをビリビリに破くのか分からない……

読者様

トイレシートを破らせないためには、どんなしつけをしたらいいの?

ワンちゃんがトイレシートを破るので困っている、という飼い主さんの話はよく聞きます。

実は犬のトイレシートを破る行動の裏には、隠された心理があります。

ワンちゃんの心理を知ることで、改善の糸口が見つかりますよ。

理由を知ったうえで正しいしつけと対策を行えば、問題行動が改善されるだけでなく、ワンちゃんとの信頼関係を向上することもできるでしょう。

この記事では犬がトイレシートを破る行動の理由と、しつけ方法をご紹介してますので、ぜひ参考にしてください。

今回の記事でわかること

  • 犬がトイレシートを破る理由
  • 子犬がトイレシートを破るのはいつまでか
  • 犬がトイレシートを破る行動を改善するしつけ方法
  • 犬がトイレシートを破る行動に対するしつけと合わせてできる対策5つ
  • もしトイレシートを食べたときの対応
目次

犬がトイレシートを破る理由

トイレシートを破る問題行動が続くと、掃除が大変ですし、ワンちゃんの健康面でも心配になっていきますよね。

感情的に叱りたくなるときもあるでしょう。

しかし感情に任せて叱っては、ワンちゃんとの信頼関係を揺るがす事態になりかねません。

トイレシートを破る理由を理解して、ワンちゃんに合った解決策を行う必要があります。

まずはあなたのワンちゃんが、どんな理由でトイレシートを破るのか知ってくださいね。

楽しんでいる

たまたま噛んだときにビリビリに破れて飛び散るトイレシートの様が面白くて、繰り返し行っている可能性が考えられます。

与えられたおもちゃでは魅力を感じず、噛み心地や中身が飛び出してくる様子でテンションが上がり楽しくなっているのでしょう。

他意なくイタズラ程度の感覚で、トイレシートを破っているといえます。

ストレス発散をしている

運動量が足りなかったり、お留守番の時間が長くて寂しさを感じていたりする場合、そのストレスが原因でトイレシートを破っている可能性があります。

犬のストレスサインとして、以下の兆候がないか注意深く観察してみてくださいね。

  • 普段と比べてよく吠える、攻撃的になる
  • 過剰に舐めたり引っ掻いたりして、皮膚の状態が悪くなっている
  • お散歩や遊びへの興味が減少している
  • 食欲不振、嘔吐、下痢
  • カーミングシグナル(※)を出して不安やストレスを伝えている
カーミングシグナルとは

「calming(落ち着かせる)」と「signal(合図)」を組み合わせた言葉。
犬が緊張・不安・ストレスを感じたときなどに、自分を落ち着かせて相手をなだめるために用いるボディーランゲージです。
カーミングシグナルを知ることで、飼い主さんに伝えたい愛犬の気持ちを理解できます。

ストレスサインに気づくためには、ワンちゃんの普段の様子を把握していることが重要です。

ワンちゃんの何気ない仕草や行動のなかに、見落としてはいけないサインがあります。

ストレスを取り除いてあげるには、運動量やワンちゃんとのコミュニケーションの時間を見直す必要があるでしょう。

退屈している

暇で退屈しているときも、トイレシートを破る行動に繋がりやすいです。

退屈しているサインとして、以下のものがあげられます。

  • あくびをする
  • ため息をつく
  • 家中を駆け回る
  • 前足を舐め続ける
  • 無気力な表情でぼーっとしてる

四六時中ワンちゃんを構ってあげることは不可能ですよね。

しかし退屈しているサインを放置していると、以下のような健康面に問題が出てしまいます。

  • 手や足を舐めすぎて皮膚炎になってしまう
  • 運動不足から肥満になり病気に繋がる
  • 退屈で自身のしっぽを追いかけ続けたり血が出るほど尻尾をかじったりする(常同障害)

退屈を解消しててあげる工夫が必要不可欠です。

飼い主さんを困らせたくて、問題行動をするワンちゃんはいません。

問題行動の裏に隠されたワンちゃんの心理に目を向けて、適切な対応してあげてくださいね。

子犬がトイレシートを破るのはいつまでか

子犬がトイレシートを破る行動に関しては、通常生後6か月~1年程度でおさまるのが一般的です。

子犬はさまざまなものや人との関わりの中で、社会性やコミュニケーション能力を養っていきます。

成長過程において、トイレシートが遊ぶ対象になることはよくあることです。

遊びは狩りの練習でもありトイレシートを破く行為は、仕留めた獲物を食べるときの感触に似ていて面白いのでしょう。

通常は成長と共に、自然におさまることが多いです。

しかし成長してもトイレシートを破り続ける犬もいて、原因として「ストレス」「不安」「運動不足」などが隠れている可能性があります。

生後1年を過ぎても続くようなら、原因を見極めてしつけと対策をしっかり行いましょう。

犬がトイレシートを破るのをやめさせるしつけ方法

犬がトイレシートを何度も破り、うんざりしている飼い主さんもいるのではないでしょうか。

しかし「しつけが必要だ!」と意気込みすぎると、ワンちゃんとの信頼関係を揺るがす事態を引き起こしかねません。

犬は集中力が途切れてやる気もないのに指示され続けると、「しつけ=嫌なこと」と学習してしまうからです。

強引なしつけではなく、ワンちゃんの反応を見ながら焦らず進めていくことが大切です。

ここではトイレシートを破るのやめさせるしつけ方法について、解説します。

行動の改善に向けて、ワンちゃんとじっくり向き合いましょう。

適切なタイミングで適度に叱る

注意する適切なタイミングは、トイレシートを破いた瞬間です。

犬は行動の直後でなければ、何に対して叱られたのか理解できないからです。

お留守番中にトイレシートを破ったことを帰宅後に注意しても、ワンちゃんは理解できません。

適度に叱るには、以下にあげるポイントを抑えましょう。

  • 普段より低い声でハッキリと短い単語で伝える(「ダメ」「NO」)
  • 1回で伝わるとは考えず、何度でも伝える覚悟で気長に付き合う
  • 叱った後は遊ぶなどして、嫌な気持ちから気分転換させる

長々と叱ったり感情任せに怒鳴ったりする行為は、効果がないことを忘れないでくださいね。

中澤

「必要なときだけ叱る」が効果的な叱り方です!

トイレシートを破らなかったときには積極的に褒める

トイレシートを破らなかったときは、大げさに褒めてあげてください。

いつもより高めの声と笑顔で話しかけ、撫でたりおやつをあげたりして正しい行動であることを伝えます。

ただし興奮しやすいワンちゃんの場合ば、落ち着いたトーンで優しく褒めてあげてくださいね。

大切なのは、「今自分は褒められている!」とワンちゃんにしっかり感じてもらうことです。

中澤

ワンちゃんが混乱しないように、叱るときも褒めるときもご家庭内で統一したコマンドや言葉を使うことも大切ですよ。

「叱る」と「褒める」を上手に取り入れると、ワンちゃんが正しい行動とダメな行動を理解しやすくなります。

飼い主さんの地道な努力が、ワンちゃんを正しい行動へと導けますよ。

しつけと合わせて行うと効果的な対策5つ

しつけと合わせて紹介する対策を行えば、より効果的に問題行動の改善が可能です。

より良い対策を練るには、以下にあげることに注意しながらワンちゃんを観察してみてくださいね。

  • ワンちゃんの好みに変化はないか
  • ワンちゃんの性格を加味して、今行っているコミュニケーションが得策なのか
  • 我慢させている環境下にないか

注意深く観察することで、ワンちゃんに合った対策が見つかりますよ。

愛犬の好みに合ったおもちゃを与える

トイレシートよりも魅力的だと感じるおもちゃを与えてみてください。

好みのおもちゃによって、トイレシートへの関心を逸らせられるからです。

噛み心地や音など、あなたのワンちゃんの好みに合わせて選びましょう。

運動不足を解消する

お散歩やボール遊びは、ワンちゃんの運動不足解消とストレス発散に効果的です。

特にお留守番前などでは、十分に体を動かしてあげましょう。

お留守番前に十分な運動をすることで、体を疲れさせて眠りやすくなるうえ、不安や退屈を軽減できますよ。

犬は社会性のある生き物なので、飼い主さんとのコミュニケーションを大切にしています。

飼い主さんと一緒に運動することで同時に心も満たされ、トイレシートを破る行動が減っていくことが期待できるでしょう。

脳を鍛えるトレーニングを行う

脳はとてもエネルギーを消費するので、脳トレは十分な運動をしても元気が有り余っているワンちゃんにおすすめです。

脳を使う遊びは、自制心のトレーニングにもなります。

自制心を高めると感情のコントロールが可能になり、落ち着いた行動がとれるようになります。

結果的に問題行動を改善する手助けもなる、というわけです。

以下の具体的な脳トレ方法を参考に、一緒に楽しみながら取り組んでみてくださいね。

  • かくれんぼ
    物陰や別室などに隠れた状態でワンちゃんの名前を呼び、探してもらいましょう。
    慣れてくるとワンちゃんが隠れる側もできるようになりますよ。
  • 宝探しゲーム
    「丸めた大きめのタオル」「仕掛けのついた布」「紙コップ」などにおやつを隠し、探してもらいましょう。
  • 知育玩具を使ったおやつタイム
    詰め込んだおやつを取り出す方法を考えながら遊べる知育玩具を使うと、集中して楽しんでくれますよ。

脳トレで大切なポイントは、最初は簡単に達成できるレベルで挑戦させ、徐々に難易度を上げていくことです。

なかなかおやつが食べられない状況にストレスを感じてしまう犬もいますので、様子を見ながら難易度の調整をしてあげてください。

頭を使って楽しく遊ぶ時間はあっという間です。

夢中で遊ぶことでトイレシートへの関心を減らせるだけでなく、脳トレには以下にあげるような効果が期待できます。

  • 達成感を味わえる
  • 自分で考える力が養える
  • 成功体験により自信に繋がる

脳トレはエネルギーの消費に止まらず、ワンちゃんの心の充足感も上昇させてくれるといえますね。

大切なのはワンちゃんが、楽しんで取り組めるということです。

ワンちゃんの様子を見ながら、難易度を変更や飽きない工夫をしてくださいね。

環境を整える

問題行動を減らすためにはワンちゃんが望ましい行動をとれるように、環境を整えてあげることも大切です

具体的な方法として、以下のものがあげられます。

  • メッシュカバー付きのトイレトレーを使用する
  • トイレシートの素材や種類を変更する
  • 破られたトイレシートを片付ける際にはワンちゃんには構わず速やかに行う

ペットシートを破らない環境づくりを整え、飼い主さんから褒められる機会を増えるとワンちゃんのモチベーションも上がっていきますよ。

適度なスキンシップで寂しさを和らげる

適度な関わりで、ワンちゃんの寂しさを和らげてあげましょう。

放置しすぎると愛情不足で不安定になり、逆に構いすぎると飼い主さんに依存し不安分離症になる危険性があります。

程度が難しいところですがワンちゃんの心を安定させるには、飼い主さんからの愛情が必要不可欠です。

「スキンシップなどでコミュニケーションをとる時間」と「それぞれが別のことをして過ごす時間」と、上手にバランスを取りながらお互いが快適に暮らせることが理想といえます。

飼い主さんからの愛情を受け取り安心感が得られたら、ワンちゃんはひとりで過ごす時間も不安になることなく楽しくお家で待てるようになるでしょう。

もしトイレシートを食べたときの対応

トイレシートを破るだけでなく、食べてしまう犬もいます。

食べ物ではないものをワンちゃんが食べたら、不安になりますよね。

トイレシートを食べても少量であれば、便と一緒に排泄されるので問題ないでしょう。

ワンちゃんの体調を確認しつつ様子を見てあげてくださいね。

しかし、大量に食べてしまうと喉に詰まらせたり、消化管の中で詰まり腸閉塞を引き起こしたりする危険性があります。

少しでも不安な場合は、動物病院を受診して指示を仰いでくださいね。

根気強く向き合って愛犬がトイレシートを破ることをやめさせましょう

この記事では、犬がトイレシートを破る行動に対するしつけ方法についてご紹介しました。

犬がトイレシートを破るのは、以下の理由が考えられます。

  • 楽しんでいる
  • ストレスを発散している
  • 退屈している

理由によって対策が変わってくるので、まずはワンちゃんの様子を注意深く観察してみましょう。

生後6か月~1年程は好奇心が旺盛で、トイレシートが遊び道具になることはよくあることです。

成長と共に自然とおさまる行動ですが、中にはストレス等が原因でトイレシートを破る行動が続いてしまう犬もいます。

しつけと合わせて、ワンちゃんとの日常生活の見直しが必要ですよ。

犬がトイレシートを破る行動を改善するしつけ方法は、以下のポイントを抑えましょう。

  • 適切なタイミングで適度に叱る
  • トイレシートを破らなかったときに積極的に褒める

ワンちゃんの反応を見ながら、焦らず進めていってくださいね。

犬がトイレシートを破る行動に対するしつけと合わせてできる対策を5つご紹介しました。

  • 愛犬の好みに合ったおもちゃを与える
  • 運動不足を解消する
  • 脳を鍛えるトレーニングを行う
  • 環境を整える
  • 適度なスキンシップで寂しさを和らげる

対策を行うとトイレシートを破る行動が改善されるだけでなく、ワンちゃんの心の充足感にも繋がりますよ。

万が一トイレシートを食べてしまった場合も、落ち着いて対処してくださいね。

少量飲み込んでしまっても、ワンちゃんの体に悪影響を及ぼすことは少ないです。

大量に食べてしまった場合は、動物病院で診てもらいましょう。

トイレシートを破る行動の裏には、ワンちゃんなりの理由が隠されています。

すぐに改善されるとは思わず、時間をかけて何度も何度もワンちゃんと向き合う必要があります。

一進一退しつつも諦めずに向き合ってくれる飼い主さんの姿勢は、必ずワンちゃんの心と行動に良い変化をもたらすでしょう。

問題行動を改善して、飼い主さんとワンちゃんの毎日を笑顔溢れるものにしていってくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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